ちょこっとマジメ~な店長Blog~オイル交換~
どうも。店長&工場長の佐藤です。
最近ショールームの方でブログを頑張ってるようなので写真だけのブログばっかりだったんで、負けじと工場の方も頑張ってみま~す!
ちゅ~ことでたまには真面目なブログでも書いてみますかねぇ~。
TT&CO.はカスタムばかりやってるわけではないんですねぇ~。
車検、点検整備、オイル交換、等HD正規ディーラーと同等レベル以上のサービスを行っております。
わたくし、元HD正規ディーラーに勤務しておりましたので間違いありません!間違いありません!
本題に入りますが、
最近「オイル」について個人的にも仕事的にも色々と研究をしてるので、ちょっと長いですが参考までに読んで下さい。
超真面目です。
では、まずオイル交換はもちろん皆さん定期的にやっているとは思いますが重要なのは交換サイクルとオイルの成分にあります。
エンジンオイルの交換時期は最近のハーレーの場合12か月または8.000kmとオーナーズマニュアルに記載してありますが、大体のお店では6か月または3.000kmと推奨すると思います。
オーナーズマニュアルに記載されている交換時期は本国アメリカの交通事情での話であって、尚且つHD純正オイルを使用した場合をふまえた記載だと思います。
気候も交通事情も異なる日本では各ショップが推奨する交換時期が正解でしょう。
そこで私が推奨するエンジンオイル交換時期ですが、3ヶ月または3000kmです。
もっと言うと1ヶ月ごとにやれたらもっといいです。
乗る人は3か月もしないうちに3000km行く人もいますが、あまり乗らない人に関しては距離は全く関係ありません。
「交換してから1年経ったけど全然乗ってねぇからいいや!」
いいやじゃありません!オイルは見た目がきれいでも劣化はしてます。空気に触れた時から劣化は始まってます。
「んな神経質な事言ってんじゃねぇよ!気にしすぎだべっちゃ!」
私はO型なので全く神経質ではありません。ただ、こだわるところはハンパじゃないです。
私は宮城県出身の為どうしても方言が抜けません。メールでも濁点をつけないといずい(しっくりこない)です。
話が反れましたが、目に見えないもの、直接自分に影響するものではないので気にしないのでしょうが、例えばペットボトルのお茶を開けて1週間でも放置したら色が変ってなくても変な物体が浮いてて飲めません。新しいのを飲みますよね。変な物体は浮いてきませんがそれと同じでオイルも劣化してオイルの成分の性質が低下し、本来のオイルの役割を果たさなくなります。
推奨する交換時期の目安はあくまでも純正オイル以上のグレードのオイルを使用した場合です。安いオイルはオイルの成分自体問題外なので使用することさえ止めた方がいいです。
名前は出しませんが某メーカーの安いオイルを入れて1か月に1回交換すればいいべっちゃと以前は私も思っていましたが、そもそもオイルの成分が良くないので1ヶ月毎に交換していたとしてもエンジンには良ぐねぇなと思い自分のバイクで試した結果の結論です。
うちで取り扱っているオイルは「HD純正オイル」「スペクトロ」「モチュール」。
一番のオススメは「スペクトロ」です。オイルのグレード、成分は純正オイルを上回っており金額も純正よりも安いです。うちのお客さんで何人もその違いを体感した方がいます。自分のハーレーはこのオイルを使用しています。
その次は「モチュール」。金額は高いですがオイルの成分は、簡単に説明するとスペクトロと同等以上かオイルによってはかなり上回ってます。3リットルとなると総額がハンパじゃないので自分のハーレーには入れてませんが通勤用のバイクにはモチュールを1ヶ月毎変えてます。
「HD純正オイル」はメーカー専用オイルなのでオイルとしての性質は間違いはありません。純正にこだわる方はこちらを入れて下さい。
自分で交換する人もいますが安いオイルは使わない方がいいです。そしてなるべくなら同じメーカーのオイルを継続して使うことをオススメします。
オイル交換を安く納めたい気持ちはわかりますが、後々エンジンをオーバーホールして高い額を払う事を考えたら、ちょっと高いなと思っても決まったサイクルと決まったオイルで交換することをオススメします。
1年のうちに季節は大体3ヶ月で変わりますのでそれに合わせて変えるのがベストです。
「そんなこと言ったって金ねぇがら半年に1回しか変えれねぇっつうの!」って人は夏と冬は必ず変えて下さい。
夏はただでさえ熱くなるハーレーの空冷エンジンに加え、ストーブを前において走ってるぐらいの熱風をくらいますからオイルの温度はハンパじゃなく上がります。オーバーヒートをくらったらオイルの成分は死にますので速攻でオイル交換して下さい。それを防止する為にオイルの粘度を変えてやったりオイルのグレードあげてやったりが必要です。
冬は寒くてエンジン内のオイルの温度の上下差がはげしい為オイルの成分は減少してしまいますし、よくあるダメなパターンは「冬は寒くて全然走らないけどエンジンまわしてやらないといけないから暖気だけしてる」とか「ちょろっとそこら辺5分くらい走ってエンジンまわしてやってる」って人いますが、これはエンジンがちょっとしか温まってないので、外気とエンジン内気の温度差によって結露を発生させて水分と混ざってオイルが乳化しオイルがヨーグルトみたいになって完全にオイルの意味が無くなります。
オイルは人間で例えると血液のようなもので交換は出来ないですが血液がドロドロになると色々な病気にかかってしまう恐れがありますよね。バイクもドロドロのオイルのままだと色々なエンジントラブルの元となりますからオイルも血液もサラサラに近いほうがいいのです。
うちはカスタムショップなだけにスタイルを気にするお客さんが多いですが、バイクは走ってなんぼのもんですからカスタムも大事な自己満足ですがオイルやメンテナンス等バイクの基礎的な部分にも気を配ってやりましょう。
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とりあえず今回はこれぐらいにして、次回はもうちょい具体的な内容でも書いてみます。
佐藤でした~