TT&CO.ヘルメット誕生秘話｜クラシカルなシルエットにこだわる理由

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※本記事は、TT&CO.代表・高橋広之へのインタビュー内容をもとに構成しています。一部の発言やエピソードは、YouTubeチャンネル「エン人」にて公開されている動画インタビューより抜粋・再編集しています。

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スマートシェイプなヘルメットが生まれた背景と、私たちのものづくり

今回は私たちTT&CO.の原点ともいえる「ヘルメット誕生の物語」をお届けします。

これを読んでくださっているライダーの皆さま、そしてファッションとしてヘルメットに魅力を感じてくださっている方々へ、TT&CO.のこだわりを少しでも感じていただければ幸いです。

“クラシカルでカッコいいヘルメット”を求めてTT&CO.がスタートした背景には、代表・高橋の「ものづくり」に対する強い想いがありました。

原点は「自分が欲しくて、自分で作った」

TT&CO.の始まりは、東京・江戸川区にあった小さなカスタムバイクショップ。
代表の高橋は当時、ヴィンテージバイクのカスタムを手がけながら、お客様と接する中でふと、こんなことを感じたといいます。

「古いヘルメットって、雰囲気は最高なんだけど…実際にはサイズが合わなかったり、内装がボロボロだったり、安全性にも不安が残る。
それなら、自分が本当に被りたいヘルメットを作ってみようって思ったんです」

ヴィンテージ好きなお客様に向けて、試作としてごく少量のヘルメットを製作。
するとそれが瞬く間に完売。
「これはいけるかもしれない」と確信し、TT&CO.として本格的なヘルメット製作をスタートさせる決意を固めました。

「クラシカルだけど、スマート」を目指して

＜上記はイメージ：安全基準（SG規格）がわかる写真＞

TT&CO.のヘルメットを手に取った方の多くが最初に驚かれるのは、「被ったときのシルエットの美しさ」です。

いわゆる“頭でっかち”になりがちな従来のヘルメットとは一線を画し、TT&CO.では「深くかぶれて、より小さく見える」デザインを徹底追求。この独自形状を、私たちは「スマートシェイプ」と呼んでいます。

開発の際には、過去の名作ヘルメットを参考にしながら、日本人の頭に合うようゼロからシェル形状を設計。
見た目の美しさと、安全基準（SG規格）を両立した、こだわりの帽体が完成しました。

※安全基準（SG規格）とは？
乗車用ヘルメットとは製品安全協会がオートバイ用であるSG規格に適合していることを示しています。規格を通すとどうしても帽体が大きくなってしまいますが、TT&CO.の規格品ヘルメットは規格品であっても極限までスタイルにこだわったオリジナル帽体です。日本人の頭の形に合わせたアジアンフィットになっており、規格が通るギリギリまで小さくこだわって作っています。同時にアメリカの乗車用規格であるDOT規格も一部製品で取得しています。

▼乗車用規格ヘルメットの製品一覧はこちら

手仕事が生み出す、“リアル・ヴィンテージ”な風合い

TT&CO.の魅力は、形状だけではありません。
見た目の風合いや質感にも、一切の妥協はありません。

ヘルメットはすべて東京の自社工房にて、職人たちの手作業で製作されています。

中でも注目されているのが、リアルクラックペイント。
あえて微細なひび割れを再現した塗装で、何十年も使い込まれたようなヴィンテージ感を表現しています。

また、FRP樹脂の繊維模様を浮かび上がらせる特殊技術や、経年変化を演出する独自のエイジング加工など、まさに「ヘルメットというキャンバスに描かれたアート」です。

さらに、「世界に一つとして同じものはない、Only Oneのヘルメット」をコンセプトに掲げたプロダクトのOnly One シリーズ。

大量生産社会の価値観に対して挑戦するべく、今後も様々な挑戦を企画しております。

リリースされる時期や、計画的な生産を実施するのは、大変難しいプロダクトですので、是非定期的にチェックしてみてください。